桜切る馬鹿とはよくいったもので、わが町の桜はむちゃくちゃに切られてボロボロである。この桜は戦後、道路に沿って作られた灌漑用水の完成を祝って植樹されたもので、長さ約一キロ以上に渡って植えらていて、子供の頃にはまだアスファルト化されていなかった、灌漑用水跡の水路にもぐって遊んだものです。なぜ一キロにもわたって本当にまっすぐな道路が走っているかというと、ここは昔軍の大きな工場があって、そこで作れた戦闘機のテスト滑走路だったそうです。
それでも桜は街路樹として残っていますが、老齢化と近隣の苦情で小さく切られています。今日はその桜の下での桜祭りがありました。昔から屋台がたくさん並ぶこのお祭りは近所の子供の今も昔も変わらない楽しみです。