ウェブ上のニュースの中に気になるものを見つける。震災のニュースも3週間を超えて来て、現地の様子を伝えるものから、どうやって生き延びたり、被害に遭わずにすんだのかを伝えるものが多くなってきたように思う。
石碑というものは、どこにでもあるけれど、わざわざ石に書いて伝えるような重要なことなのに、よくよく読んで見たこともないが、今回の被災地では大昔の言い伝えを守って、その石碑の文章に従って被害を間逃れた人が多いと聞く。先人の知恵を聞く耳を持っていることは、時代が変わっても大事なことだと考えさせられる。
僕の住む町にもなにかあるかと訪ねて見ると、戦争の時に作った防空壕が沢山あるので、その上に家を建ててはいけないと言う。僕も子供の頃に、その防空壕には絶対に入ってはいけないとなんでも言われた記憶がある。記憶にある範囲で、その防空壕が一度、甚大な水害を起こしてから結構埋められたが、実はまだまだ沢山あったりする。
先人に聞いておくことはいつでも出来そうで出来ないこと。聞いておけるときに聞いておきたいと、今回の震災を経て強く思う出来事となった。