ここ数日、午前中の作業として電動工具を使って木彫をしている。自分としては比較的大きなものになる予定だ。機械を連続使用したくないので、15分くらいで一度止めたいのだが、削りだすとつぎつぎ形が見えてくるので、あっという間に1時間位は削っている。
集中しているので、そのときは気がつかないが、電動工具の振動は結構なもので、あとで腕が随分と重くなる。本当は午後もそのまま彫り進めたいが、体がついて行かないので午前中の作業となる。
木彫は誰にも習ったことがないので、気持ちの赴くまま彫ることが出来る。木の種類も知らないし、作り方もこれでいいのかは知らない。だからこそ、気持ちよく彫れるということがある。難しいことは中途半端に知っていると抑制ばかりかかりあまりいいものではない。
午後は、勝って知ったる銅版画を久しぶりに刷ってみる。最近は色を決めたり紙を選んだりする時間が長いのでなかなかまとまらない。でも版を描く時間を極端に短くしているので、総合的にはあまり変わりはないように思う。
こんな感じかあといろいろ試している時が一番楽しい。銅版画も木彫も彫るという作業は本当に無心になれる作業だと思う。