ここ数年で購入した品物の中では、iPhone5がもっとも満足したものの中に入る。僕はとにかくアップルの製品が好きなので、基本的にそれ以外の選択肢がない。用途からすれば、本当はマイクロソフトの方がいいのだけど、デザインというか、モノに対する満足感がないので好きではない。
以前、ソニーからPSPという携帯ゲーム機が出たときに、これに電話がついていたら最高なのだけど、と思ったものだが、過日時代を経てようやく似たようなものが発売された。iPhone6Plusという少し、かなり大きめな電話だが、これが僕には丁度良い。そう思って買い換えどきを見ていたが、5がだいぶ痛んできたのもあって買い換えることにした。
買い換える際に、iPadも一緒に買うとさらにお安くなります、と勧められたが、大きいのも、小さいのも、とにかくみんなあって。と話した。よくよく考えると、随分アップルに投資したなあと思う。
しかし、いつもながら、アップルの製品の完成度は気持ちいいほど高く、隅々まで神経の行き届いたデザインに感心する。最近、日本の風土には技芸というものに対するリスペクトがあってというものを目にした。アップル製品が日本で高い人気を誇るのは、広告戦略もあるけれど、やはりモノとしての高い完成度に価値を見いだす人が多いからではないかとも考えられる。神は細部に宿るという言葉があるが、最近のアップル信者と言われる人には、こんなところが好きな人が多いのではないだろうかと思う。