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美術家 大矢雅章の目
by guruguru-kobo
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いろいろなことが一段落
いろいろなことが一段落_d0134629_07574164.jpg
この二週間ばかりとても忙しい日が続いた。相模原の誠文堂ギャラリーでのグループ展、多摩美の油画技法集中講座、座間アートの今展、生涯学習版画講座の2講座の最終日、版画協会の会報製作、それと関わっている仕事の印刷物や広報の発表。加えて外国人作家に対しての作品評の執筆。すべてが同じ時期に重なったので、慌ただしかったが、ようやくすべてが終了し一段落。長男を一週間の北海道合宿のために駅で見送って、次男の相手がやっと出来る。

忙しいと、あれこれ手落ちになりがちだが、反面得るものも多い。二週間の銅版画集中講座では学生さん達から随分学ぶことが多かったように思う。なにしろ、朝9時から夕方5時近くまで、毎日講座をするのだから当然だろう。18歳から20歳前後の学生さん達には、それぞれ不安や、わき上がる強い気持ちがある。講座を通じて話を聞くと、教える側に問われているのは聞く力であり、落ち着きと幅広い教養を求められているなあと感じる。

講座にはまだ1.2年生ながら自分なりの方向性をはっきりもった学生もいて、これまでの講座では作られなかった自由な銅版画が生まれたことは嬉しい。一方で、触れると壊れてしまうようなデリケートな感性の持ち主も多く、その感性が反映された美しい銅版画を見せてくれた人もいた。銅版画ならではの美しい作品は、版画を専門に学んだ学生とは違った性質を見て取れることが面白い。銅版画に興味のある教授や助手、他の先生なども学生と一緒に制作する機会もあって、学生は先生が仕事をしている所を見る機会も出来た。大学というのは、先生と生徒が刺激し合って学ぶ場だと捉えると、とてもいい環境だったと思う。

年を重ねると、仕事以外ではあまり自分と違う価値観や性質の人とは密に接する機会はない。仕事を通じて、年の離れた価値観の異なる人達と密に接したことで、また新しい環世界が広がりとても充実した時間になった。任期はあと1年なので、来年はもっと充実した内容の講座を考えよう。お世話になったみなさん、どうもありがとうございました。

(写真は座間アートの今展の会場風景)

by guruguru-kobo | 2015-07-21 07:58 | ちょっと気になること
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