変身願望というのは、子供も大人問わず心のどこかに共通して持っていると思う。保育園で、子供たちのことをいろいろ聞いてみると、難しい気質のお子さんがお面をかぶったときだけ、他のお子さんと一緒に写真に写ることが出来たと聞いた。
そんなことも頭の隅にあり、5歳児向けのワークショップをリニューアルするにあたり、園をひとつの村のように捉えた、お面作りとコスチューム作りを加えることを考えている。みんなで変身したら、子供たちがどのようなアクションを起こすのか、今から楽しみだ。
新聞紙を使用したお面作りは、保育園では定番のものらしい。僕のアイディアは粘土を使った、色彩構成と造形制作を合わせたお面作り。これは珍しいし、面白いのではないかと閃いた。イメージスケッチを見せ、関係者のみなさんには制作のご理解頂いたたが、なにぶんイメージが先行しているので、制作方法がまだ確立出来ていない。
そんなことで、夏休みの宿題として、お面作りのプログラムをゼロから考えている。どうしたらイメージに近いものが出来るのか。時間はどの程度掛かるのか。なかなか難しい。材料は山のように買ってあるので、日々実験。先は長いなあ。