俳人・秀格による「神々の耳のにおいや落椿」という俳句からイメージした作品を現在制作中です。丁度季節柄、椿が咲いていて観察するのにはいい季節です。
最初にこの俳句を読んだときにイメージが湧き上がりました。俳人はきっとこんな情景のなかでこの句を詠んだだろうという風景が見えてきました。
僕はキンモクセイの強いにおいに、この句から受けるイメージを強く持っていますが、秀格は
椿という冬から春にかけての植物の営みに、うっすら薫るような神秘のイメージを見ているように思います。
この作品は僕なりの香り立つイメージを定着するためにカラー作品で取り組んでいます。