人の作品に四の五の言うのはあまり好きではないのですが、今日は早くから版画協会の審査で上野の美術館に行って来ました。早い時間から花見の場所取していて、また春が来たという感じです。僕の担当する小品部門審査は朝9時30分から4時まで大勢の審査員で行います。今日は隣に知っている人が座ってくれたので、すこし気楽に過ごせました。そして版画協会の先輩たちは本当に親切にしてくれて今日もいろいろな相談に乗ってくれました。団体展に参加するのが不満な人も多いのですが、僕は一年に一回ある版画展の準備を結構楽しんでいます。
審査自体は一点だけずば抜けて素晴らしい作品があって一同びっくりしていました。新人だとこれからが楽しみです。銅版画で僕はとても素敵だと思う作品が数点ありました。これもこういった環境での出会いです。そのうち一点は僕のかつての教え子のものだと審査後に判明しました。地方に帰ってもがんばっていると知ってうれしくなりました。
また明日も審査が続くのですが、今日は夕方で一区切りです。明日は賞が決まるので楽しみです。
帰りに同じ公園内にある上野の森美術館でVOCA展を見てきました。毎年見ているのですが、今年はあんまりいいと思うものがなく残念でした。
帰りは久し振りにアメ横をぶらっと散歩し秋葉で堪能して帰宅です。審査はとても神経を使うので疲れますね。