美術家 大矢雅章の目
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ふしぎの図鑑
僕はなんでも知りたがり屋なので、子供の頃からなぜなぜくんでした。そのため、いつも母に怒られてしまって、いつのまにか人に聞くことを諦めました。そんなことで、僕はかなり早い内(80年代中盤)にはインターネットの存在を知っていて、はやくこれを我が家に導入して、世界中の人にいろいろ聞いて見たいなあと思っていたものです。今ではその願いも叶ってヤフー知恵袋があって本当に幸せです。

そんなことを思うと、今の子供は大変に幸せな時代になりましたが、やはりコンピュータを使う以前に、物事への興味を削がない教育が必要になります。子供向けの番組の間にそんななぜなぜくんにぴったりな、ふしぎの図鑑という本の紹介があったので、早速購入して読んで見ると、子供の頃の不思議が分かり易く書いてありました。

そんな本を読んで、家族に話してみると、学校の教育でこの本に書いてあることは大抵は学ぶものだ。と言います。ということは僕が学校のお勉強をしたことがない。ということになります。たぶんそうだと思いますが、その時に興味が持てなかったのだと思います。僕がはじめて先生の話していることが面白く理解できたのは大学に入ってからなので、それまでの時間はきっとボーと過ごしていたのだと思います。

しっかり長い間勉強した人は沢山いると思いますが、学校で学んだことを、誰の目線でも分かり易く話して理解させることは、誰にでも出来ることではありません。というかほとんどいないと思います。この本は大人の目線でも子供の目線でも、普段ちょっと不思議だなあと思うことが分かり易く解説してありました。とても気持ちの良い本です。

知りたい気持ちをますます膨らませる話し方、伝え方。どんな時でもコミュニケーション力としてとっても大切なことだと思います。

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by guruguru-kobo | 2011-07-22 10:39 | 本棚 | Comments(2)
思考の整理学
一昨日、親しい方から面白い本があると、ある本を薦められたので、早速本屋さんに調べにいったらその本が見つからずに、平積みになっていた「思考の整理学」が目に止まり購入をした。

作者の外山 滋比古さんはとても素晴らしいエッセイを書く方で、僕の目標とする文筆形の究極目標とさせて頂いている。この方のエッセイくらい知的でチクッと毒があると実に面白い。大学の教授をされていたようだが、きっと講義もさぞ面白いかっただろうと思う。

僕は美術大学卒なので、このような本に全く縁がなかったが、京大、東大生にもっとも読まれている本らしい。そう聞くと読む前からむしずが走りそうだが、難しいことが難しい言葉で書かれている訳ではなく、とても易しい文体で理路整然と独自の着眼点が書かれている。夏目漱石の弟子の内田百聞と寺田寅彦を足して二にしたものを目標にしたいと、ある記事に書かれていたように記憶するが、内田百聞を読むとその方向性がよく分かるような気がする。

この人の書く文章は、知らないことや独創的な着眼点を全く嫌みなく読み手にすーと読ませる不思議な文体をもっている。この本は学校の先生にも生徒にもそれぞれに教える・学ぶということを分かり易く説いている、僕にとってとても楽しめる本だった。
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by guruguru-kobo | 2011-04-15 00:01 | 本棚 | Comments(0)
言葉を持つ作品

ヨーロッパの美術館にいってみると、まるで判で押したように同じような、絵柄の古典絵画の作品があちこちにある。そんな作品をみるとどれも同じでいつもうんざりするのだが、それは、僕がその絵画もつ「言語」が理解できていないからである。

その「言語」というのは、キリスト教の聖書の内容そのものである。大昔、言葉が読み書きできない人のために、描かれた絵画は本来「言語」としての役割を担って教会に飾られていた。それはまるで、現代で言う紙芝居の大きなもののようなものだったのかもしれない。当然お話は司教様の仕事である。

ルーブル美術館や大英博物館などを歩いていると、もう各地域の宗教の歴史を勉強しておけばよかったなあといつも思うのである。一見してユニークな形をしているというだけでなく、どうしてそのような形をしているのか、なにかメッセージをもっているのか、そのようなことを読み説くのには、やはり宗教と歴史の勉強が不可欠だろうと思うのある。古典絵画や彫刻には実に多くのメッセージが込められているのだ。そんなことを一緒に旅をした方々がいつも教えてくれる。

キリスト教の勉強をしていると、かなり詳しく、内容が分かるらしく、なるほどなあと感心することが多いのだ。僕は1200年代前後の宗教美術である「ロマネスク美術」の表現に非常に興味を持っていて、これまでの何回かの旅で、各地域の美術館や教会にある、ロマネスク美術の彫刻を見て回っていたりする。ロマネスク時代の彫刻には、様式美になる以前の「言語」としての表現が、それぞれにあり非常に見る側に強く訴えかける要素があるように思う。このロマネスクの芸術はフランス各地の教会や、博物館に多く残っていて、実際の教会にある状態でみると、その芸術の当時のありようがよく分かるのである。

また改めて勉強したいなあ思っていると、「旧約聖書を美術で読む」秦剛平著という本が目にとまった。なかなか面白そうな書籍である。その絵画が本来持ってた言語としての機能を理解すると、今までボーと眺めていた、絵画がどんな意味合いを持って自分には見えるのか楽しみだなあと思うのである。芸術は単に感受するという感覚的な要素も重要だけど、作品をとりまくすべての成り立ちを、理解学習するという地道な基礎トレーニングも実に大切な要素だということを、最近になって改めて思うことが多いのである。


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写真はロマネスク彫刻です。教会の支柱の支えの部分にあったものが博物館に飾られているのです。
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by guruguru-kobo | 2010-05-13 10:40 | 本棚 | Comments(0)
阿川佐和子 「サワコの和」
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ほんの弾みで手に取ったこの阿川佐和子さん 「サワコの和」が超絶に面白い。

面白いというより切り口が心地良い。僕はあまりテレビをみないのでこの方のことをよく存じ上げていないのですが、話の内容いい、着眼点といい、もしこの文章が聞いているお話だったら、間違いなく気がついたら聞いて、しゃべり倒して翌日だったというくらいの、面白さ満載の文章です。なんせ電車を乗り過ごしそうになりました。

僕は本を2回読み返すことがまずないのですが、この本は日本人がどういう人種なのかということがよく書かれているので、ついボールペンで書き込みをしながら2回目に突入しています。

僕は多くの方に非常に欧米人ぽぃと言われますが、(これは内面の話です。外見はべたにアジアの人です。)実はこの本を読むとそれこそ僕は純血の日本人だということが分かりました。大きな発見です。多分逆に多くの日本人が既に欧米化しているのです。

この本はそんなことでエッセイとしてリズミカルな文章もさることながら、内容の濃い一冊です。

しかしこの文章の面白さの一方で、この方は殆ど読書をされたことがないと書かれていますが、文才のある方でもまれにそういう方がいるのですね。たぶん話すのが好きでそれが文章に置き換わっただけなのでしょう。最近文章を書くのが好きな僕もここ10年くらいまったく本を読みませんでしたが、文章は人の文章を読んだ蓄積経験ではなく、たぶん伝えたいことの現れなのなのではないか。と、この人のエッセイを読んで感じます。

まあとっても痛快な一冊で、この秋の僕のお薦めです。
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by guruguru-kobo | 2008-09-02 09:26 | 本棚 | Comments(0)
チッチと子 石田衣良
ここ毎週楽しみにしているのが、毎日新聞で日曜日に連載してる石田衣良氏の小説「チッチと子」だ。日曜日は楽しみにしている大河ドラマなどもあって一日に楽しみが多い。

いままで石田衣良の小説を一冊も読んだことないのだが、この小説は売れない小説家を取り巻く日常を描いていて、独特のゆっくりとしたテンポが日曜日の朝に読む小説として心地いい。登場人物の心理的描写がなんとも温かい。他の本もこんな感じなら読んでみたいなあと思っている。最近この人はベストファーザー賞を受賞しているが、そんな関連もあるのかなと思ってしまうような内容だ。

本当は一気に読んでしまいたいのだが、連載中なので残念だ。

そしてこの小説に華を添えているのが、大きく紙面をつかったカラーの挿絵だ。これもとても美しいし、なによりその週の小説の概要を的確に捉えていて読み手をそそる。この手の小説の挿絵は全く良くわからないものが多いが、この小説は絵と文章が本当に寄り添って成立していて毎週楽しみにしている。
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by guruguru-kobo | 2008-07-20 08:27 | 本棚 | Comments(0)
「八月の舟」 樋口有介
出先でぽっかり時間が空いてしまったので、オープンカフェで本でも読もうと思って何気なく手に取った「八月の舟」 樋口有介著。

帯には「最高にチャーミングな青春小説!」とある。

簡単に読めそうなエッセイを期待して購入したのだが、これまた良く作り込まれた短編小説で待ち合わせの時間を忘れそうなくらいさらっと面白い。60年代の前橋市が舞台のこの小説は、「カカア殿下と空っ風」のことわざそのもので、前橋を知っているとさらに面白く読める。

高校生の短い一夏が舞台であるが、こんなに破天荒だと面白いなあと思いながらも、80年代に過ごした自分の高校生の時分もまあ似たりよったりだったなあと思い出す。

まあしかし「不出来な子供を持つと親は寝付きが悪い」とは、良く言ったもので、文中にも出てくるフレーズだが、僕の親友の親もこれがもとで具合が悪くなり、結果彼は改心することになったのだが、そんなことだけは時代が変わっても変わらないものだなあと改めて思ってしまう。

まあ僕は早いうちに改心したので、家の親は寝付きがよさそうですが・・・。

誰でもが持っている原風景が描かれていて、作者の過ごした青春時代が色あせずに描かれているように思って楽しく読めます。読むより友人の昔話として聞く方が、より楽しんで聞けるようなお話です。

この夏の一冊にどうぞ。
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by guruguru-kobo | 2008-05-23 09:48 | 本棚 | Comments(0)
村上春樹さんの世界
d0134629_211273.jpg10年間、ほとんど本を読むことがなかったが、昨年一年間はよしもとばななさんの本にすっかりはまってしまって、その後たくさんの本を読むことになった。よしもとさんの本の後書きに、必ず新作を読む作家として村上春樹さんのことが書いてあったので、ちょっと読んで見ることにした。

村上ファンの間ではねじまき鳥クロニクルの評価が高いのですが、僕は海辺のカフカか羊たちを巡る冒険の方が面白いと感じています。ねじまき鳥はちょっと長すぎるかな。

しかしこの3作に共通する精神世界感は現実と無意識の間にあるゆらぎの世界を僕にみせてくれました。よしもとばななの深淵を覗かせるような世界と村上春樹のゆらぎの世界。どちらも僕の琴線に触れる世界感として印象深い作家です。
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by guruguru-kobo | 2008-01-27 21:02 | 本棚 | Comments(0)
よしもとばななさん
d0134629_8281559.jpgちょうど一年前くらいによしもとばななさんの本の話を聞いて読んでみることにした。随分前にものすごく流行ったのだが、その時は気にも留まらなかったのだ。いまさらといろいろな人に笑われてしまったが、人には琴線にとまる時期がそれぞれあるのだ。今で無ければこんなに面白く読めなかっただろうと思っている。

ある日通りかかった本屋でみた、平積みされた「デットエンドの思い出」の帯には自身最高作とあった。期待もせずに読み始めたのだが、あまりの面白さに夢中になってしまった。面白いというのは語弊のある言い方で、文体に魅力があるといったほうが良いかもしれない。随分沢山読んでみたが、すべての文章に共通してある「心の闇の縁に立たせるような雰囲気」が僕を引きつけるだろう。この印象は僕にとってのよしもとばばばカラーだ。いつまでも素敵な文章を書き続けて欲しいと思う作家である。
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by guruguru-kobo | 2008-01-26 08:28 | 本棚 | Comments(0)