美術家 大矢雅章の目
by guruguru-kobo
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ものつくりにはなにが大事か
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この秋に参加する工芸とアートの展覧会の打ち合わせを兼ねて、神奈川県在住の工芸作家の方々との懇親会に参加した。プロの工芸作家の方にお会いするのは初めてでいろいろ気になることも多い出会いになった。

日本の版画は、工芸の要素とアートの要素が絶妙におりなって制作されているようなところがあり、諸外国の作家に比べると、表現の内容より、技術の高さが評価に繋がっているようなところもある。しかしそれは版画というジャンルに限ったことではなく、作る側、見る側にしみ込んでいる日本人の気質がそれをよしとして求められた結果だろうと思う。

本当はどんなジャンルでも高い基礎技術がまずあって、作品が成立しているのだが、版画を作る人は、表現より作品がどのように出来ているのかに興味を持つ人が多い。それが、純粋表現を追い求める人にとっては、なんだか滑稽に見え、技術論に重きをおく、工芸に近い存在に思われがちなのかもしれない。

純粋にものつくりが好きで、工芸の道に入った方々の話を聞いていると、パッションよりも、持っている技術でどんなものができるのかということが話題になっていた。すべての方がそうだとは思えないが、絵画の制作理論とはまるで逆の方向からのアプローチで作品を制作されていることを聞いて少し驚いた。

彼らがもとめているのは、ある種、技術で作り出せる「美や感動」であって、内容から与える「美や感動」ではないのだ。この点では、版画作家にもこのようなタイプの人は沢山いて、内容ではなく技術で感動させるタイプとなるのだろうか。

技術で作り出せる「美」というのは感性で判断する必要のない、誰にでも共有できる価値観で、自分の個性を主張しない日本人の感覚には非常に分かりやすいものだから、どんなジャンルでも、このような技術のみでなにか作ろうと思う人がいるのだろうし、それが求められるのだと思う。しかし技術のみで魅せることが出来るというのは、表現で魅せるより、はるかに大変な努力が必要なのではないかとも思う。なまじっかの技術では、そうそう人の感動は誘えないだろうから。

僕は、この「まず技術論ありき」のことが話題に上ると、いつも白州正子さんの自叙伝の一節を思い出す。「どんなに上手に英語が話せても、内容のない話ではなにも相手には伝わらないし馬鹿にされるだけ。」彼女が外国暮らしで友人から学んだ思い出話の要約だ。僕はとてもその内容に感動し共感している。

表現は、まず最初にパッションや哲学があること。それは僕の制作の哲学であり、持論だ。表現を可能にする相応な技術を持っていることは、表現者として最低の条件であり、どんなに高い技術を持っていてもそれだけでは決して自慢にはならないと思っている。

そうは言っても価値観は人それぞれだから、僕の価値観と正反対の価値観を持っている工芸作家の方々のスタンスを否定するつもりは全くない。むしろ、正反対の価値観からどんな作品が作り出されてくるのか。それはとても楽しみだ。僕は相手を全否定するタイプの議論者ではないので、また話をすると発見も多く、僕にとっては刺激的な存在になるかもしれない。

工芸とアート。それぞれの作家に刺激になって欲しいとのすどう美術館の企画だが、実際の作品が並ぶと、また見え方も随分変わるだろうなあと、次の展覧会をとても楽しみにしている。(写真は発表する未発表の最新作のオブジェとなります。)
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by guruguru-kobo | 2012-09-28 00:01 | ちょっと気になること | Comments(0)
公募展に参加する意義
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本当は書きたいことが山ほどあって、1日中文章を書いていたいがそうもいかずなにかと仕事が多く忙しい日々が続いている。そんな中で、久しぶりに画廊を回ったり、公募展を見て来たのでそんなことを今日は書き留めることにする。

芸術の秋ということで、公募団体展、コンクールがあちこちで開催されている。受賞しましたとか、落選しましたとか、さまざまな報告を聞くことが多く、特に落選しましたと報告を受けるとなんと声を掛けていいのか、デリケートな問題だけあってこちらも気をもむことが多い。

でも僕の経験から言って、落選するということはとても大切な経験で、一般入選するよりある意味よほど学ぶことが多い。しかし、落選して学ぶことが出来る人は、作品が完成したあと、自己満足に浸りきっていない人だけだが・・・まあ学ぶことが出来る人は入選も同様だけど。

僕は大学時代の恩師にものつくりには自分中にいつも2つの目を持っていることが大切だと言われた。そしてこの二つをいつも交互に変えて作品に向き合うこと。ひとつは、作品に必死で向き合う近視眼的な目。もうひとつは、いつも他人の目のように冷ややかに客観視している目。

この相対する2つの目を自分の中に持つことで、いつもまっすぐ前進することができると、今では自分自身の考え方になった。そうは思っていてもまだまだ、僕もそこまで達観出来ている訳ではない。

そんなことで、僕は自分の目や手から否応なく物理的な時間も気持ちも離れてしまう、コンクールに出品するのが好きだ。公募団体展は同じようなことをしている人たちの作品が並ぶので、技量などの判断をつけ易いし、分かりやすい結果がでる。

かたや、平面・立体併せてのコンクールになると、すべての表現の中で自分の作品の表現がどのように見られているのかが良くわかっていい。僕は学生時代から、自分の表現が客観的にどのように見られているか知りたかったので、平面・立体併せてのコンクールに出すのが好きだ。

公募団体展とコンクールを一緒に考えているひとが多いが、僕は二つは似て非なるものだと思うから、求める結果次第でよく出品する方向性を検討するべきだと思っている。

どちらも展覧会も出品してから早くても一週間から数ヶ月の後、入選していれば自作をみることができる。僕は以前にも書いたが、展覧会は自分が出していてもいなくてもぶらぶら見る。数百点並ぶ中でたまに自分の作品が見つからないこともある。それは、作品が光っていないから分からないのだ。そんなとき、まあ入選で当然だったなあ、よく入選出来たものだと思う。落選したときはさらに見方が厳しくなるので、なるほどなあと感心することも多い。

他人と競争するために、競い合う場に参加することも、参加の意義として大切なことだが、自分の作品を客観視にみるために利用するととてもいい場所になると僕は思う。

自作がいつも他人の目で見れるようになったら、僕はコンクールに出品するのは終わりにしようかなあと思うが、そこまで達観した境地になるのはいつのことになるのか。まだまだ先のことになりそうだと、久しぶりに参加した神奈川県美術展の会場をぶらぶらと見て回った。今回は数年ぶりの最高傑作が出来たと思ったので出品したが、コンクールの中にあると随分地味な作品で、まだまだ深化の途中にあるなあと実感できた。(僕の作品は奥の黒いもの、左は受賞作)僕の両眼はまだまだ自分にとっても甘いらしい。

そんな神奈川県美術展の情報はこちらから
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by guruguru-kobo | 2012-09-27 10:43 | ちょっと気になること | Comments(0)
いろを変える意識
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3日間の日本版画協会の審査が無事終了した。地下の倉庫に朝から夕方まで缶詰になっての審査と討議は本当に疲れるが、みんな自分たちの会のことだと思って真剣にいつまでも議論が続いていた。

その間、審査の合間の食事だとか、お茶の時間に、他の会員の方々と審査に出ている作品の話になったりする。聞くと、若い作家、大御所作家、それぞれに会に対する思いがあり、こんな作品が賞を取って欲しいというイメージがあるけれど、年齢関係なく版画以外のジャンルの作品にも広く目を向けている作家の方々は、これまでのオーソドックな版画以外にも、実験的な作品を多く展示して、そんな作品達に賞を与えて讃えたいと思っている人が沢山いることを知った。

まあ僕はオーソドックスな銅版画の制作をして、自作の展開ではあまり実験的なものに興味を示すほうではないが、その意見には大賛成で、CGでもコラージュでも、こんな表現方法があったのか。と思わせる、ある種必殺技的な表現手法の作品が受賞して欲しいなあと思っている。版画協会の大賞がこんな実験的な作品なのかということは、誰にでも刺激になるだろうから。そうやって新しい時代がはじまるのはとても自然なことのようにも思うし。若い作家のデビューにはそんな必殺技を駆使した突飛な表現方法も一つありだとも思う。まあそこから展開して長く続けていくのは平凡にデビューするより遥かに大変なことだと思うが・・・・。

団体や組織には長い歴史があって、知らず知らずの内に、この団体はこうあるべきだ!という意識が誰の中にも育っていく。しかしそれを覆すような意識の人が、出品する人にも、審査する人にも出てこないと、結局は先細りしていくしかないのだろう。物事をいつも新鮮な状態で保っておくことほど難しいことはない。ついてしまっている色をどのように上手に変化させて時代にマッチした方法に変えていくのか、これからの組織や団体のあり方を考える時、必要なのは単純に若い人ではなく、いつも気持ちをニュートラルに保って、大きな声で発言できる人材だと雑談から感じることになった。
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by guruguru-kobo | 2012-09-24 09:49 | ちょっと気になること | Comments(0)
久しぶりに上野で
2年ぶりに上野の東京都美術館に行く。すっかりと様変わりした公園は、やっと行きやすくなった印象がある。久しぶりに会う作家仲間との話はそれぞれに得るものが多く、やはり同じようなことをやっている人との集まりはいいと思う。

団体展には賛否があるが、僕は団体に所属していて学校以外でのいろいろな知り合いが出来た。そのことが一番良かったことだと思っているので、出来るだけ団体のお手伝いには参加するようにしている。そういうときにこそ交友関係が新しい広がりを見せる。

聞くところによると、最近はそういったことに金銭の代償を求める人も多く、ボランティアを募るのが難しいという。少し考え方のスパンを長く広く持ったらいいのに・・・・。団体展への参加に不安を持っている人には、団体に所属する良いところにもう少し目を向けてみたらいいのでは。と、時々アドバスすることもあるが、なかなか理解されることない。みんな自分に自信がある人が多いのだなあといつも感じる。

そんな団体展の審査の1日目が終了した。守秘義務があるので、ここであれこれ書くことは出来ないが、大型の作品が目立つ協会でも、僕の参加した小作品部門の中にきらりとひかる作品がいくつもあった。

芸術の審査は曖昧で基準がないと言う人がいるが、それは間違いで、まるで競技場のレースを見ているように結果は明らかな場合が多い。これはという作品には、示し合わせた訳でないのに、ぱっと、まるでシンクロナイズドスイミングのように手が挙がる。

明日も明後日も審査が続くが、最終的にきらりと光った作品がどこまでいくのか楽しみになった。
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by guruguru-kobo | 2012-09-21 18:03 | ちょっと気になること | Comments(0)
降ってくる感覚
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僕はなにかひらめく時、ドドーンと一括してほぼ完成した状態のものが頭の中に降ってくる。それは特に文章系のものが多い。ひらめいたときに、それが散らばらない内に素早くまとめるのがいつもむつかしい。すぐに塵のように散ってしまうからだ。

昨日、一昨日と、出勤・帰宅時にルート246で事故があって、いつもより随分長く車を運転していた。僕は車の運転が大の苦手なので、いつも神経を研ぎすませて運転している。あまりに長く緊張していたのか、そんなことが幸いしてか、突然、ドドーンとあるアイディアが降って来た。

随分前から、ライフワークとして銅版画の技法書の執筆を考えているが、これまでなかなかいいまとめ方が浮かんでこなかった。今回降って来たのは、この技法書のスタイルで、これならどこにもないし、誰が読んでも役に立つ形が思いついた。3部作の完成まではかなりの時間がかかりそうだけど、ライフワークの研究として取り組むのにはいい主題だと思っている。

珍しく文章以外でドドーンと降ってくる感覚だった。僕はどちらかと言えば理論型だが、その理論型の根底にあるのは、たった一つの小さな小さな感覚的アイディアだったりする。それを左脳でくるくる分析して、実際の形になることが多い。今は小さな小さなアイディアだが、これを育てられそうな予感だけはとても大きい。
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by guruguru-kobo | 2012-09-20 14:48 | ちょっと気になること | Comments(0)
週末は上野へ
今週末は所属団体の審査会で3日間上野に行くことになっている。ちょうどお彼岸に当たっているので、芸術家の団体は、そういったものに関係ないのか。と批判を聞く。そういえば、前回の会期はお盆で、今回はお彼岸に当たっている。会期の関係で、どうしてもそうなってしまうのは仕方がないが、いろいろ不都合な人は多いだろうと思う。まあ僕もその一人だが。

所属している日本版画協会は4月に開催していた展覧会が今年から10月に変更になって、再スタートを切ることになっている。会期の変更で、応募者が減るのではないかとか、またまた他にもいろいろな心配事があるが、すべては始まってみないと分からない。

今年は久しぶりに審査だなあと思っていたら、突然の電話で審査会の間に別の大切なお仕事を言いつかってしまったので、審査からは外れることになってしまった。どんな作品が出てくるのか楽しみにしていたのに残念。まあ僕は入選した作品を美術館に並べる係なので、会場でゆっくりとはいかないが、ひとつひとつ見て回ることにしたい。

今回は、特別陳列で外国人作家の作品も沢山並ぶことになっている。世界の表現と見比べると、版画協会らしさ的なものが見えるのかもしれない。それもまた発見がありそうだ。

まあそんなことで、週末は本当に久しぶりに上野へ。今年はどんな人が大賞になるのか。楽しみだなあ。
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by guruguru-kobo | 2012-09-19 20:34 | ちょっと気になること | Comments(0)
お一人様一つまで
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売り出しによくある文句だが、ガチャガチャにも書いてあってびっくりした。まあそれだけ人気だということだろう。ガチャガチャといっても一回400円もするので、僕的には一回で十分なのだが、やはり目的が達成されないと何回もやりたいのが子どもの当然の心理だろう。

そんな人気のガチャガチャを漸く発見して、さてやろうと並んでいると、なんと前の人が5回も6回もやってしまった後だった。僕たちの番になるとすでに中身は空っぽで・・・・。

いくらなんでもそれはないでしょう。と思い、おい!と声をあげると、さすがに申し訳なかったのか、だぶってしまったもので良ければと、すごすごとガチャガチャを見せてくれた。それはすでにこちらも持っている物で、さらに残念な気持ちになってしまった息子の機嫌を直すのが大変だった。

僕は小さいときからゲームセンターでよく遊んだが、そこには大人が介入しない、子どもの世界のルールがあった。どんなにお金を持っていても一人一回で並び直し。それは基本ルールだったと思う。なんだか大人がそこに介入して、お金の力でそのルールを曲げてしまった光景をみると、ちょっとなあ。という気持ちにならざるえない。
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by guruguru-kobo | 2012-09-18 00:01 | ちょっと気になること | Comments(0)
チョッキリ
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つい先日までクワガタを捕まえていたクヌギの木から大きなどんぐりが落ち始めた。まだ落下時期にはかなり早いので、よくよく見てみるとまだ青いし、葉も枝もついている。枝の切り口を見るとまるで刃物で切ったような切り口をしている。

僕はどんぐりを作品に使っているので、毎日この木を観察しているが、どうも様子がおかしい。そんなふとした疑問から調べてみると、この仕業はハイイロチョッキリ虫の営みだということが分かった。この虫は青いどんぐりにゾウのような長い鼻?口?を突き刺してどんぐりの中に卵を産みつけたあと、枝を断ち切り下に落とすのだという。そんな虫がいるので、青いどんぐりが毎日パラパラと落下してくるのだ。切らずにそのまま木にくっつけておいても良さそうだが、そうしている内に木の防衛本能が毒を出して虫の卵を駆逐してしまうらしい。

そんな虫の姿といったら写真でみるととてもユーモラスなのだが、僕はまだ現物を見たことがない。クワガタの次は今度はハイイロチョッキリを見つけて枝を切り落とす様子を観察してみたいなあと思っている。
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by guruguru-kobo | 2012-09-17 00:01 | ちょっと気になること | Comments(0)
あっけらかんとしっとり
町田市立国際版画美術館は今年で開館25周年。そんなことで力を入れた展覧会が続くが、現在開催中の「隆盛する戦後の欧米版画」展もとてもいい。多分、すべての作品がコレクションだと思うが、見ごたえのある作品ライナップだ。アメリカの版画工房で、プリンターとのコラボレーションによりうまれた作品は、日本の風土からはうまれそうもない、カラッとした表現の作品が多く、版というものにこだわりの感じられない作品がいい。

逆に常設展では、日本人作家の丹阿弥丹波子さんのメゾチント作品の特集展示で、ここ20年ほどの歳月に作られた作品がたくさん展示されている。1927年生まれの作家なので、現在はかなり高齢だが、60歳を過ぎてからの植物を描いた作品が本当に素晴らしい。柔らかな表現で作られた作品は、目の前に立つとまるでアクアリウムの中を覗いているような気持ちになる。描かれているモチーフまでがとてもクリアーに見える澄んだ空気感を作品が持っている。

作品の印象がとても緩やかだが、それでいて程よい緊張感が画面を際立たせていて、いつまでも見ていたい気持ちにさせる作品だ。メゾチントによる漆黒の世界が、湿度を持っているようにも見えて、どういうわけか僕には日本の風土をイメージを感じさせる作品だった。

風土の違いが明快に伝わるような内容の展覧会で、どちらの展覧会もとても素晴らしい内容だったが、特に丹阿弥丹波子さんのメゾチント作品から学ぶことの多い展覧会となった。
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by guruguru-kobo | 2012-09-16 00:01 | ちょっと気になること | Comments(1)
かたいものはつまらないものか
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新しいiPhone 5が発表になった。ウェブ上のリサーチを見ると賛否両論である。アップルの新製品はいつも驚きとともに出現するので、みんなどんなすごいものが出るのかと期待をしてしまうが、今回の新作はそういう意味からすると今までになく地味な登場だ。

しかし今回の作品は僕にとっては、待ってました。これ買います。という商品で、この作品の発表は本当に嬉しい。まあまた並んで買うつもりはないので、しばらく待ちになるが、初期型から数年を経て漸く真打ちの登場だなあと感じている。

新製品は最初のインパクトが強いと、その後の展開がチキンレースになりやすいが、大きなアクションを求める購入者の期待を裏切って、あえて突き詰めた形で発売された商品は、きっと質の高いものになっているだろうなあとワクワクする。

ものづくりの観点からすると、僕もこの変遷と同じように数年制作してきた版画作品を、ここで精一杯まとめてみたいと来年にむけて制作をしているので、新作展を期待してくれている多くの方々には新作の印象としてはあまり変化がないねえと言われそうだが、長く見続けてくれている人には、このシリーズ作品は完成しましたね。と言われるように、質をぐっとあげることに挑戦したいなあと、ここしばらく地道な銅版画制作の日々が続いている。
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by guruguru-kobo | 2012-09-15 00:01 | ちょっと気になること | Comments(0)