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美術家 大矢雅章の目
by guruguru-kobo
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不愉快である
不愉快である_d0134629_16231344.jpg

あんまり、頭にきた、面白くないと声を大にして申し上げると、40にも近くなって大人げないと笑われそうなので、最近は大人げあるふりをしていたが、内田百聞のエッセイを読んで少し気が変わった。やはり声を大にして文句を言うことは大切なことなのだ。と、いうことを、読書から学ぶこの休日である。

「人が怒っているのを聞くと実に面白い」と、その本には書いてあるが、わが父も怒りやすい体質なので、実にささいに面白いことでよく怒るのである。父が孫のためにと思って、連れて行ったこいのぼり祭りで、トイレ前に30分並んでいると、「このトイレは使用禁止です」と係員に言われたらしい。どこにも張り紙もしていないので、一体どういうことだと誰もが思うだろう。さすがに期待を裏切らず、シッカリと苦情を言ってきたという父はトイレも忘れるぐらいの御立腹だった。そして苦情を言ってきたということを、誇らしげに詳細に説明する父はなんとも大人げないのだ。たいして面白くない出来事だが、いい年寄りがぷんぷんとおしっこのことで腹を立て怒っているのはなんとも、美しい1200匹の鯉のぼりには不似合いの光景である。

まあ僕はそんな父を横目で見ていても、道が混んでいる程度で、そうたいして腹立たしいこともなく過ごしていたが、最後に入った、隣町の○碌寿司でひどい目にあった。とにかくまずいのである。寿司から始まり、味噌汁、お茶すべてまずい。ここまで本当にまずいというのは、久しぶりである。「心意気が感じられないとはこのことだ。」と、思う。ちょうどそのマーケットに公演で来ていた小島よしおに店内で掛け声をかけてもらいたいくらいだ。「そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!まずくたってそんなの関係ねえ!」てっ感じでね。

安い回転すしに入ってなに言ってんだ。とお叱りを受けそうだが、僕は回転すし愛好者なので、他をよく知っている。食べ終わったあと、ふと口直しをしたい。そう自然に思うほどのまずさだった。まずいものを食べる食事は口数がすくなくなるような気がする。多分間違いない。やはりおいしいものを食べるほうが話は弾むのだ。気まずい相手との食事で、もしまずい食事だったらこれは最悪の惨事だとふと思うのである。そんな事態だけは避けたいものだ。それこそ不愉快である。今日は家族だけで本当に不幸中の幸いであった。
by guruguru-kobo | 2010-05-02 16:26 | ちょっと気になること
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