自転車を担いで家まで帰るのは人生で2回目。1度目は前輪がぐしゃぐしゃになってしまってやもなく担いで帰ったが、2度目は鍵を落としてしまって担ぐこととなった。
物を落としたり、なくしたりしないようにいつも用心に用心を重ねているだけに、自転車の鍵を落としてしまったことがとても残念。小さなスーパーだったので、歩いた場所をもう一度探して見たけれどやっぱりない。なんでも落としたものはなかなか出てこないものだ。
しかたがないので、古い重たい自転車を暑い中半ば担いで家まで帰ったが、自転車というのは本当に重い。乗っているとは全く気にならないのだけど、担いでみるとその重さを実感する。
自宅に帰って、ハンマーで鍵を叩き壊すと、良くできているもので、叩けば叩くほど、鍵は車輪側に食い込んで、盗難を防ぐようになっている。些細な鍵だけど実はとっても良くできているなあと感心した。
結局叩くより、切った方が早いと、早朝からグラインダーで切り落とすことになったが、もしそんなものがなかったら、自転車の鍵がなくなったら本当に大変だなあと深く思う所となった。
こんなぼろい自転車は誰も盗まないと家族は笑い、結局今後は鍵をつけることはなくなったが、意外とそんなぼろい自転車ほど盗まれるような気がしてならない。
そんな事を平気で言う人がいる日本は本当にまだまだ平和な国なのだなあと、よくよく思うのである。