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久しぶりに国内のアートフェアに出かけることにした。知り合いの画廊からインフォメーションのメールを頂かなければ、そのままスルーしていただろうが、なんとなく気になって、日曜日の子守りも兼ねて遠出となる。 子供にはいろいろなものを見せておきたいと常々思っているので、訳の分からない美術品がゴロゴロ置いてあるフェアは丁度いい催しだった。見たことが直接記憶には残らないのは分かっているが、感性の素地として、いろいろ見たり食べたりしたものはきっと大人になってからの価値観に出てくるに違いないと思っている。 さてそんなフェアをあちこちみていると、子供はとても面白いようで、あちこちまんべんなく見ることができた。僕は最近油絵を描き始めたので、現在の最新の流行はどんなものか興味をもって見て見て回ったが、やはり、大きなコンクールで受賞した旬の作家の作品はどんな場所にあっても、ハッと思わせる力があるが、これを家に掛ける気はしないようなものが多い。 コンクールとは別なところで名前を良く見る作家の作品は、地味でもしっかりしていて掛けておきたいなあと思う力強い表現のものが多いように感じられた。しかしながら、それは当たり前でコンクールへ出品しているような時は、まだ、これからなんとか!という気持ちがそのまま作品や人柄に現れるので、それは登竜門的な時期なのだろう。それをすぎることが出来て初めてそういう段階に誰でもなってゆくのだろうと思う。 多く見た作品の中で、最近活躍中の若手作家の油彩に目が止まる。津波の後の町並みを描いたダイレクトな力強い作品で、力が漲っているようで、さすがに今注目作家だなあと思う。僕も今同じように災害について目を向けて制作をしているけれど、人によって随分感じる視点が違うものだとおもった。 僕には生々しく目を背けるようなものは多分形に出来ないし、自分の感受性受け皿で受け取れない。そういう暴力的なものには感受性の針が振り切れてしまうからだ。僕はもう少し時間をかけて受け取って、もっとその先にある静かな世界を描くことになるのだろう。そんな感じなので、僕の新作はコンセプトを良く聞かないと、それが災害からインスピレーションを受けて制作したものには見えないかもしれない。 そんな風に思っている所に、外国人作家の作品に目が止まる。聞いてみると般若心経の一文字を墨を使って貝殻に描くプロジェクトだという。それも災害で被害を受けた人を思って考えた作品だという。外国人作家は自分のコンセプトをきちんと話すので、テキストと話を聞いて制作に1つ協力してみた。そのコンセプトきちんと聞いてみないと、意味合いが分からないものだったが、テキストには理路整然とコンセプトが書かれていてなるほどなあと思うところがあった。 何となく気になって出かけたが、いろいろな切り口の作品が沢山あって、やっぱり出かけてみてよかったと収穫の多い散歩となった。
by guruguru-kobo
| 2012-04-01 16:58
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