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40才になった時、あなたの人生で一番幸せだと思うことがおきます。と若いときに何度も占い師に言われたことがあった。なにを幸せかと思うことは人それぞれですから・・・。と言われていたので、自分にとって40才になった時なにが一番幸せに思うのだろうと、結構楽しみにしていた。 20代から目標にしていた文化庁在外研修の経験や、さまざまな仕事での評価はそれはそれで自分にとってどれも満ち足りたことではあったけど、意外なことに答えは全く違う所にあった。経験してみないと分からないことが沢山あるけれど、自分の目標にしていたこととは全く見当違いな場所に一番の幸せを見つけることが出来たことは、知らず知らずの内に、なにか大きな気持ちの変化があったからだと思っている。 今回の展覧会、毎日会場でいろいろな方とお話する機会が多いのだが、作家の方、コレクター方などから厳しくもあり温かいご意見を多く頂いている。その中で最初の個展での作品を印象を話してくれた方がいた。 日本の版画作家は工芸的に技術を積んでいく人が多いだけど、はじめて見た個展での自由さは、日本の版画の世界にもこんな感性をもった人が出てきたと強く印象に残りました。と・・・。 今回の個展でひとつ実験的に制作した作品が、そんな初めて個展で見た作品の印象を彷彿させるものがあると、その方は話してくれた。僕は今、出来るだけゆっくりと、しずかにものを積み上げるように、自分の表現を深化させて行きたいと思っているので、最新作は日本の版画を象徴するように見えるのだろう。 ものをつくるというのは決まった所に積み上げるのではなく、いつも自分にとって未知なるものを探していくものだと、彼はよく僕に話してくれたことをそんな話を聞いて思い出した。 積み上げたり、壊したり、ものを作り完成させるのは本当に難しい。銅版画をはじめてちょうど20年。そろそろまた大きく深呼吸して思いっきりぶち壊して新しい自分らしさを見つける時期が来たように感じているので、エールを送られたような言葉がなんとも深く心に残る。また、自然に気持ちが大きく変わって、自分が目標としているところ以外から自分らしい表現がうまれたら、それはなによりも嬉しいことになるかもしれないなあと、41才になった今日思う。
by guruguru-kobo
| 2013-03-14 10:03
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