保育園でのワークショップを頼まれるようになってアトリエで準備をしていると、長男は興味を持って見ていることが多い。
興味があるなら一緒にやろうと声をかけても頑なに返事をしない。
長男には父親であっても、みんなの中にいると先生で自分だけのお父さんではないのだ。そんないつもと違う父親の様子を見るのが好きではないのか、それとも恥ずかしいのか、まぁそんなような所に入ってくることはない。
今日は突然の大雨で、小学校は休校になり予定が狂って子守りがてらアトリエで刷りをしていると、しきりに自分もやってみたいと言う。
珍しくそんなことを言うので、やってみたらと渡してみると、せっせと描きはじめた。これはどうなるの?あれはどうなるの?と、とても楽しそうで自分でインクを詰めたいと言う。
本当はとっても興味があったのだけど、なかなか言い出せずにいるいた子供の繊細な気持ちが、改めてとてもよく分かる1日になった。