昨年から保育園で6歳児対象のワークショップを開催している。今年も引き続き規模を拡大して4園で年16回を開催することになった。内容はさまざまで絵を描いたり、陶芸だったり版画、造形と子供達、また大人が未体験な材料をふんだんに使用して作品を作ることになっている。
6歳児の子供達にどんなアイディアをぶつけたらのびのびした気持ち全開で楽しめるのか。昨年はそんな観察の年になった。今年は経験をもとに、また趣向をかえて、初回のワークショップでは「色で遊ぶ」を計画している。
大きな壁画に沢山の鮮やかな色を塗りたくっていく。結果は求めないので、子供達と一緒にその日の気持ちを色に変えて、特製の大きなキャンバスを子供達の色に変えて行こうと思う。キャンバスは先生達とアイディアを出し合って、僕が作る特大特製。これは木工の腕の見せ所となる。
制作はきっと想像を絶するハチャメチャな光景になると思うけど、今年はそれも折り込み済み。担当の先生達も楽しめる自由気ままなワークショップになればいい。実に楽しみ。この程度は想定内と言わせないで欲しいなあと期待する。
こんな自由なワークショップを開催出来るのも、理解ある先生達の協力あってのこと。いったいどんなことになるのかとはじめたワークショップも2年目に入り多くの理解者に恵まれた。本当にありがたい。
いろいろな仕事をしているけれど、このワークショップは、頭も使うし、技術も必要だし、なにしろライブだから緊張感もあって、とても難易度が高い仕事だがそれだけにやりがいもある。僕の考えるプランが多くの参加者によって形になる。形になったものは僕の想像を絶対超えているか覆っているので、それがなんとも楽しい。最初に答えがないことが楽しいと思う。
今年も16回、どんな出会いがあるか楽しみだ。