銅版画の制作をしている夢を見た。たぶん、一年後に本当に沢山の作品が完成するのかと、今から心配になっているのでそんな夢をみたのだろう。今、一生懸命に取り組んでいる、メゾチントの目立ては恐ろしく時間が掛かるので、昼も夜も、どうしたら効率よく仕事ができるか思案している。
機械を買ってもいいのだけど、腕に自身ありの僕としては、既製品を使うというのはなんとなくしっくりこない。かと言って、忙しい今、新しい機械を作るのはどうかと、自分の中の綱引きの決着がつかない。そんなことで僕の頭の中はくるくると回転している。
夢と言えば、僕には人生でかなえたい、大きな夢が一つだけある。かなわないかもしれないから夢であって、達成することが当たり前の目標とはまた違う。時々人に話すと、簡単にかないそうだね。と言われるが、そんなに簡単にかなう訳がないと思っている。
目標と違うが、形にするには夢の達成も小さい積み重ねがやっぱり重要で、この10年くらいコツコツと積み重ね来た出来事が、かけらのように少し固まってきた。自分では、あと20年先くらいに考えていた夢への足がかりが、ここ1.2年で急に出来て来たように実感出来る出来事が起こるようになってきた。
1月2日に見る夢が、初夢ならば、2日に地球の裏側から届いた不意のメールは、自分が抱く大きな夢の断片が、初めて小さな形となって見えた初夢のように感じている。初めて現実となった夢のかけらは、僕になんとも言えない喜びを与えてくれた。
早急に達成すべき目標は沢山あるが、夢の具現化はいそがないで、気長に小さいかけらがいつか大きな固まりになったらいいと願っている。いつか大きな喜びの夢を見てみたい。