なんでも新しいものが好きなので、ここ最近発売される夢のような機械を見るとすぐに欲しくなる。その中で発売後すぐに欲しいと思ったのは3Dペンだ。だが欲しいと思っても、取り急いで使う目的もないので、いつの間にか気持ちが冷めていき、すっかり忘れていた。
だが、思いがけず、長男がテレビ広告を見て、絶対に買って欲しいと言い出した。母親といろいろ約束があるようで、それが突然我が家に届いた。
これ幸いと試して見る。夢は膨らむが、形を膨らませるのは難しい。テレビの宣伝のようには上手く行かないものだ。しかし、このようなものを上手に使っていくことで、これまでになかったものが出来上がることは間違いない。そんな手応えはあるが何しろ扱いが難しい。
子ども達が自由に遊ぶながら作りあげる造形は、未見の形と空間を作り出すことだろう。次々に現れる新しい素材や機器は、自分たちが育った時代の観念をすべてぶち壊していく。それがいいのか悪いのか、今は分からないが。だが新しいものに目をつむるより、大きく見開き、協力して成り行きを見守りたい。