美術家 大矢雅章の目
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エングレーヴィング技法を学ぶ 町田市立国際版画美術館

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尾﨑ユタカ氏によるエングレーヴィング技法の講座に参加した。尾﨑氏は、小さな画面に精密な美しい表現で日常の風景を刻む作家としてよく知られている。

講座は大変分かり易く、高度な技術(例えば研ぎや道具の扱い)などをデモンストレーションによって学べる内容で、このレベルの講座に無料で参加することが出来るとは何とも有り難い。尾﨑氏はこの技法の数少ない本物のスペシャリストなので、ビュランに興味のある方には必聴の講演会だったのではないかと思う。丁寧な解説とよく準備された講座は、非常に勉強になった。

特に、刃物の研ぎは、技法そのものに直結するので、作家の話にも熱が入る。教える側にとって、刃物の研ぎの感覚は、経験のない方に伝えるにはもっとも難しい部分だ。今回は、作家の感覚的な経験論ではなく、模型を使用した視覚的な説明だった。これは本当に分かり易く、こんな話の仕方もあるのだなあと勉強になった。

また、通常45度に研磨する刃先の角度を60度から80度にされているらしいと聞くことが出来た。実際見てみると、ほとんど直角に近いものがある。しかし刃先がとても綺麗で触れただけで切れそうな感じだ。これなら少し押すだけでも彫れる訳だ。彫り方によって研ぎ方も、また大きく異なる理由も詳しく話されていた。これはなるほどと言った感じだ。

日本人の銅版画技法は、作家毎に研究され構築されたものが多い。そのため道具の使い方が異なり、技法というより手法にちかい。いろいろな作家の道具を見て、考え方を聞くことは、自身の表現の幅を広げる切欠になるだろう。エングレーヴィング技法と一口で言っても、実際はさまざまな方法があることが分かる。一般的に技法にイメージを合わせて制作しやすい銅版画への取り組みは、技法の本質を知ることで、表現に合わせて的確な技法を使うことができるようになるのではないだろうか。

今回の講座は、短い時間で技法の本質を学ぶことが出来る貴重な機会だったように思う。


◎写真は、尾崎氏の使用していたものと同型のものを制作している所。(講座とは関係ありません。)


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by guruguru-kobo | 2016-05-08 10:58 | ちょっと気になること | Comments(0)
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