美術家 大矢雅章の目
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銅版画 インクを練る
d0134629_07344796.jpg
今回の個展ではいろいろ思う所あって、作り方から使用する材料まで、いつもと違うものを多用した。最終的には自分のアトリエの道具とレイアウトまで変更することになった。

いつもと違うアプローチでの制作は、当然困難が伴う。作品の刷りが気に入らず、インクの種類や色を変えて見る。市販のものも使うが、今回は顔料と焼き亜麻仁油を練って作る。粘性の都合と色調の関係で、こちらの方がいいようだ。

結構時間が掛かる作業になるが、このように練り上げるインクは市販のものとくらべてサラッとしていて刷りやすい。もちろんそれは油の粘度にもよるけれど、今回の製版には丁度いい加減だ。

出品作の半分は、このようにして作ったインクを使った。そのように作ったインクは顔料の個性で少し茶系に偏っている。黒という名前で販売している顔料でも、いろいろ使って見ると、その幅はとても広いが分かる。

いろいろ簡単にできることが求めているけれど、古典的な方法で制作するのがやはり僕にはおもしろい。

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by guruguru-kobo | 2017-06-09 07:38 | 制作日記 | Comments(0)
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