美術家 大矢雅章の目
by guruguru-kobo
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500人の子ども達と銅版画ワークショップ 

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今年度の5歳児向けアートワークショップが無事終了した。5年間続けてきた銅版画ワークショップの参加者が通算約500人になった。数を思うと達成感がある。銅版に力を込めて描く時の真剣な眼差し、紙をめくる時、まるで秘密の箱を開ける時に見せるような表情。子ども達が見せてくれたさまざまな表情がひとつひとつ思い出深い。中でも、一番印象に残っているは「風の絵」を描いた子どものこと。コロコロ転がして使う道具をひたすら転がしている子がいた。何を描いているの?って聞いて見たら、風を描いているんだと。この音が風の音みたいだと。素晴らしい感受性を持っているといたく感心したことかなあ。



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# by guruguru-kobo | 2018-02-24 09:10 | ワークショップ | Comments(0)
異次元
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スポーツ観戦には全く興味がないが、オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプの映像に目が釘付けになった。はっ?と思うような凄いもの映像だった。たまたま流れていたシーンが、平野歩夢さんという方の演技だったが、そのまま最後のプレイヤーまで見てしまった。他の選手もスポーツ観戦素人の自分を十分に驚かせる、魅力的な滑りであったと思うが、特に平野さんの滑りにただただ驚き、そのコメントに感動した。

後日、最近一緒に仕事をしている方と、オリンピックの話しになった。世間はすっかり羽生さんの金メダルのことで持ちきりなのに、彼は、開口一番凄いのは平野さんですよね。と話しはじめた。そうそうと、すっかりその話しになったが、彼は誰もしていないことを自分なりの方法で追求している選手の姿勢に共感したのだと思った。

演技も作品もどうしても人と比べるものになりがちだが、他人の作ったスタイルの上には、誰の目にも異次元だと感じるものを作り上げることはできないのだと、19才の素晴らしい演技とコメントを読んで改めて感じた。


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# by guruguru-kobo | 2018-02-19 13:32 | ちょっと気になること | Comments(0)
楽しかったもう1回!
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講師をさせていただいている保育園に制作物の発表会を見に行った。ワークショップでの制作物の完成品は、この時に見せていただくことが多い。ワークショップでの制作は、コンテンツとして提案させていただいているので、作品としてどのように完成させるのかは担任の保育士さん達の力量に掛かっている。作品展は大勢の保護者に期待されて大変なプレッシャーだと思うが、毎年見応えのある展示がされているので楽しみにしている。

会場には平常保育での制作物に加え、4つのワークショップでの作品が分かり易く展示されていて嬉しい。海のものとも山のものともつかぬスタートしたワークショップが、このように認知されてきたことは感慨深い。ワークショップを通じて今年も100人以上の子供たちと出会った。常々子供たちに上手に創るということではなく、創ることの楽しさを少しでも伝える手助けができればと思っているが、子供たちはどんな気持ちでいるだろうかと思うことも多い。

今日は、偶然担当した子どもさんとご家族が来ていて感想を伺うことができた。半年以上前に開催した日の天気の事まで良く覚えていてくれてびっくり。毎回とても楽しみにしてくれていたことは、その言葉からもよく分かる。子供たちからもらえた「楽しかった。もう1回やりたい」という言葉は、最高の褒め言葉。素直に嬉しい。

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トーテムポール 成長の記録
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変身しよう! お面とコスチューム作り

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絵具で遊ぶ 




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# by guruguru-kobo | 2018-02-17 20:41 | ちょっと気になること | Comments(0)
銅版画 塑造のように
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ここしばらくメゾチントの目立てを続けている。目立てしたものが沢山できたので、気の赴くままに彫りはじめる。メゾチントの仕事というのは、最初に目立てをしてしまうと、彫るのみになりがちだが、途中何度かベルソーの目を変え、立て直したりすることで、より美しいマティエールが生まれるように思う。

自分の制作スタンスが、基本的にどこか塑造に近いような所があり、何度も気に入るまで形を探し作りあげることが多い。メゾチントはエッチングに比べ加筆修正が容易なので、この技法を使いはじめるとなかなか終わりが見つけにくい。ついつい作ることを楽しんでしまう。

その間、何度も繰り返し行う目立てによりさまざまな表情が生まれ、重層的な表現が生まれる。それを捕まえる。だから版面をいつもよく見ていないといけない。まるで釣りをしているような感覚にも近い、緩やかな緊張感が伴う。

重層的かつ軽やかに仕上げるにはどうしたらいいのか。今度の取り組みでそんなものができるのか。この方法で自分が息を飲むような個性的な美しいマティエールを持った柔らかい作品が出来たらいい。

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# by guruguru-kobo | 2018-02-16 07:59 | 制作日記 | Comments(0)
多様性の中に身を置く

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異なる国の人々が自分の表現を見たらどのように感じるのだろう。そんな好奇心から20年ほど前から国際版画コンクールに出品するようになった。入選するといろいろな国の作品が掲載されたカタログが届く。出品したことをすでに忘れた頃に届くのがまた嬉しい。

今日、例にもれず、出品をすでに忘れた頃、フランスからカタログが届いた。パラパラめくると幅広い表現で構成されている。一冊読み終えると、版画というのはこのようなものだ。というある種の既成概念が崩れ、異なる国にはそれぞれの様式や表現があり、世界は広いのだと痛感させられる。表現方法が国によっても特色があるように、カタログもまた国によって個性がある。その時代の様々な国の表現が一冊に纏まっているというのは、いつみても興味深い。

多様性の中に身をおいてみると、自分の表現とはどのようなものなのかということを改めて考えさせる。コンクールに参加するのはいろいろな意味で発見がありとても面白い。

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# by guruguru-kobo | 2018-02-13 16:35 | ちょっと気になること | Comments(0)