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美術家 大矢雅章の目
by guruguru-kobo
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銅版画 目立てながら形を探る
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小さなメゾチント作品に集中して取り組む。最初の刷りはイメージからかけ離れていてすぐにやり直しを決める。自分のイメージに近づくように何回も繰り返し作り直す。スクレーパーで彫り進め、100番のベルソーで目を立て直す。100番で根気よく目を立てていくと繊細かつ鋭い表情が見えてくる。出来上がった繊細なマティエールに良く研いだスクレーパーを当てていく。新雪を踏んで歩くようなふんわりサクサクとした感覚が、手に伝わってくる。なんとも気持ちがいい。

6回目の試し刷りが終わり、ようやく気に入ったマティエールに近づいたとき、最初に決めていたイメージとは随分異なるものになっていた。だが、出来上がってきつつあるイメージは、マティエールとイメージがしっかりと組み合わさったものとなって見えてきた。頭の中に漠然とあるイメージを、手先の感覚を頼りに彫り上げる。とても根気が必要で時間が掛かる作業だが、気に入ったマティエールが見えてくると、なんとも言えない喜びがある。




# by guruguru-kobo | 2018-03-02 20:52 | 制作日記
500人の子ども達と銅版画ワークショップ 

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今年度の5歳児向けアートワークショップが無事終了した。5年間続けてきた銅版画ワークショップの参加者が通算約500人になった。数を思うと達成感がある。銅版に力を込めて描く時の真剣な眼差し、紙をめくる時、まるで秘密の箱を開ける時に見せるような表情。子ども達が見せてくれたさまざまな表情がひとつひとつ思い出深い。中でも、一番印象に残っているは「風の絵」を描いた子どものこと。コロコロ転がして使う道具をひたすら転がしている子がいた。何を描いているの?って聞いて見たら、風を描いているんだと。この音が風の音みたいだと。素晴らしい感受性を持っているといたく感心したことかなあ。



# by guruguru-kobo | 2018-02-24 09:10 | ワークショップ
異次元
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スポーツ観戦には全く興味がないが、オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプの映像に目が釘付けになった。はっ?と思うような凄いもの映像だった。たまたま流れていたシーンが、平野歩夢さんという方の演技だったが、そのまま最後のプレイヤーまで見てしまった。他の選手もスポーツ観戦素人の自分を十分に驚かせる、魅力的な滑りであったと思うが、特に平野さんの滑りにただただ驚き、そのコメントに感動した。

後日、最近一緒に仕事をしている方と、オリンピックの話しになった。世間はすっかり羽生さんの金メダルのことで持ちきりなのに、彼は、開口一番凄いのは平野さんですよね。と話しはじめた。そうそうと、すっかりその話しになったが、彼は誰もしていないことを自分なりの方法で追求している選手の姿勢に共感したのだと思った。

演技も作品もどうしても人と比べるものになりがちだが、他人の作ったスタイルの上には、誰の目にも異次元だと感じるものを作り上げることはできないのだと、19才の素晴らしい演技とコメントを読んで改めて感じた。


# by guruguru-kobo | 2018-02-19 13:32 | ちょっと気になること
楽しかったもう1回!
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講師をさせていただいている保育園に制作物の発表会を見に行った。ワークショップでの制作物の完成品は、この時に見せていただくことが多い。ワークショップでの制作は、コンテンツとして提案させていただいているので、作品としてどのように完成させるのかは担任の保育士さん達の力量に掛かっている。作品展は大勢の保護者に期待されて大変なプレッシャーだと思うが、毎年見応えのある展示がされているので楽しみにしている。

会場には平常保育での制作物に加え、4つのワークショップでの作品が分かり易く展示されていて嬉しい。海のものとも山のものともつかぬスタートしたワークショップが、このように認知されてきたことは感慨深い。ワークショップを通じて今年も100人以上の子供たちと出会った。常々子供たちに上手に創るということではなく、創ることの楽しさを少しでも伝える手助けができればと思っているが、子供たちはどんな気持ちでいるだろうかと思うことも多い。

今日は、偶然担当した子どもさんとご家族が来ていて感想を伺うことができた。半年以上前に開催した日の天気の事まで良く覚えていてくれてびっくり。毎回とても楽しみにしてくれていたことは、その言葉からもよく分かる。子供たちからもらえた「楽しかった。もう1回やりたい」という言葉は、最高の褒め言葉。素直に嬉しい。

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トーテムポール 成長の記録
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変身しよう! お面とコスチューム作り

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絵具で遊ぶ 




# by guruguru-kobo | 2018-02-17 20:41 | ちょっと気になること
銅版画 塑造のように
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ここしばらくメゾチントの目立てを続けている。目立てしたものが沢山できたので、気の赴くままに彫りはじめる。メゾチントの仕事というのは、最初に目立てをしてしまうと、彫るのみになりがちだが、途中何度かベルソーの目を変え、立て直したりすることで、より美しいマティエールが生まれるように思う。

自分の制作スタンスが、基本的にどこか塑造に近いような所があり、何度も気に入るまで形を探し作りあげることが多い。メゾチントはエッチングに比べ加筆修正が容易なので、この技法を使いはじめるとなかなか終わりが見つけにくい。ついつい作ることを楽しんでしまう。

その間、何度も繰り返し行う目立てによりさまざまな表情が生まれ、重層的な表現が生まれる。それを捕まえる。だから版面をいつもよく見ていないといけない。まるで釣りをしているような感覚にも近い、緩やかな緊張感が伴う。

重層的かつ軽やかに仕上げるにはどうしたらいいのか。今度の取り組みでそんなものができるのか。この方法で自分が息を飲むような個性的な美しいマティエールを持った柔らかい作品が出来たらいい。

# by guruguru-kobo | 2018-02-16 07:59 | 制作日記